失敗は成功のもと!義烏(イーウー)仕入れで「後から気が付いた失敗」と「自分なりに学んだ事」

success

あなたは「失敗」についてどう思うだろうか?
もし失敗したり、思った通りの結果を得られなかった場合どうするか?

「起きた事は仕方が無い!これも経験。次へ生かそう!」
と前向きに捉え、次回以降、より良くするための方法や対策(改善策)を考えるか。

「やっぱり向いてなかったんだ…。もう無理。」
と心が折れ、中途半端のまま違う事に手を出し、また失敗を繰り返すか…。
継続しても過去の失敗を引きずる事で、行動も消極的になり、進歩の無いまま時間だけが過ぎて行くのか…。

でも私は「誰でも、何かしら失敗する」と思う。

ただ失敗しても「一度やると決めた事」は、自分なりに考え、検証するべきだと考える。
それらの行動が、その後の結果を大きく変えてくるのではないだろうか?

私も、初めての中国輸入(義烏での仕入れ)で、いくつか失敗をした。
後から気が付いた事ばかりだったが、学んだ事も多かった。その話をしたいと思う。

■この時の仕入れの話しはこちら

日本語しか出来ないけど、世界最大の卸売り市場「義烏(イーウー)」で仕入れて来た時の話し
2013年8月19日、法人設立後の初仕事として、中国市場へ仕入れに出掛けた。 向かった場所は、中国浙江省義烏市にある、世界最大の卸売...
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初めての中国仕入れ(義烏仕入れ)での失敗

この時の失敗を簡潔に表現するなら「確認不足」と「計画不足」である。

失敗1: 品質の問題に気が付かなかった

iPhoneケースに関する話だが、この時仕入れたiPhone5,5s用ケースは大きく2種類。
(※ iPhone5と、iPhone5sは同じサイズです)

1:「ソフトケース」→ TPUハードシリコン(熱可塑性ポリウレタン)製のケース
2:「ハードケース」→ 軽量プラスチック(ポリカーボネート)製のケース

仕入れ時、商品を見た後、簡単な数量確認だけ行い「そのまま日本に発送」してしまった。
今思うと非常にアホなのだが、初仕入れだったからか、品質確認する意識が全く無かった。

この後「ソフトケース」に、品質上の問題が見つかっていく事になる。

失敗1-1: 自分がiPhone5sを買って初めて気が付いた品質の問題

義烏での仕入れ時、世の中のiPhoneは「5」に置き換わっていた。
でも私が使っていたiPhoneは「4s」だった。当然、本体サイズが異なる。

要は、iPhone5,5s用のケースを仕入れるのに「試着をしてなかった」のだ。
でもこの時は「サイズ自体間違いないし、大丈夫だろう」と思っていた…。

仕入れから約1ヶ月後、iPhone5sが発売となり、私はiPhone4sから機種変更し、その時初めて、自分が仕入れたソフトケースを本体に装着した。

そこで「微妙にサイズが大きく」「フィット感が無い」事に気がついたのだ…。
事実、暫く使っていると、iPhone本体とケースの隙間に、僅かな埃が入ったりしていた。

そこで試しに、家電量販店で売られている物を購入し、比較した所、そちらは埃も入る事なく、ピタッと「フィット」していた。

正直、販売に影響がある問題では無かったが、ソフトケース1つ目の問題を認識した。

失敗1-2: 購入者に指摘されて初めて気が付いた品質の問題

Amazon.co.jpでの販売開始から、暫く経ったある日の事。

「品物にゴミのような黒点が練りこまれていて取れない」
ソフトケースに対し、悪い評価と共にこんなレビューが書かれていた。

まさかと思い、手元の全在庫を確認すると、ソフトケースの3割強に黒点が見つかった…。
(ハードケースに関しては、この現象は全く見られなかった)

ぱっと見わからない物も多かったが、日本人は良くも悪くも細かい事を気にする民族。
これが元で、信用が無くなるのは避けたかったので、売れ無い物は破棄するしか無かった。

購入者に指摘される形で、ソフトケース2つ目の問題を認識した。

これらの問題が「ソフトケースだけに起こる製造上の問題」なのか「生産する工場毎の問題」なのか、はっきりと判らなかったが、自分が仕入れた物は「品質が悪い」事は理解した。

失敗2: 渡された商品が間違っている事に気が付かなかった

画面保護シールに関する話だが、この時iPhone用保護シールを「2,000枚」仕入れた。
だが、商品が日本に届いた時点で「Galaxy用が200枚」ある事に気が付いた。

画面保護シール系のパッケージ外観は「iPhone」も「Galaxy」なども基本は同じで「機種名が書かれたシール」で違いを判別する仕組みになっており、間違えやすい事は確かだった。

日本の感覚で「(店は)間違え無いでしょう」と思い込み、これも簡単な数量確認だけ行い「そのまま日本に発送」してしまった事が原因だった。

この時初めてこういうミスが普通に起こるという、「日本との違い」を身を持って理解した。

失敗3: 何となくで仕入れた「ハードケース」は全く売れなかった

通常、商品仕入を行う前に「リサーチ」を行い、市場の人気商品などを調べるのが一般的だ。

この時、私は「ソフトケース」「ハードケース」の2種類を「5色ずつ」仕入れた。
選定基準は「リサーチの結果」では無く「何と無く」という自分の感覚だった。

仕入れ後にAmazonで販売をスタートしたのだが、その結果…。
ソフトケースは「売れた」が、ハードケースは「全く売れ無かった」

どちらも同じ感じのシンプルな商品ではあったが「デザイン」に一つ大きな違いがあった。
(後々その違いこそが、消費者が求めている物と、そうでない物の差の一つだと気が付いた)

その後ハードケースは、ヤフオクで「100個セット3000円」で販売して初めて売れた。
(利益はなかったが、損もしなかったので、良しとした)

この結果を見て「自分の感覚のみで仕入れる事」は「ギャンブルに等しい事」だと理解した。

これらの失敗から学び、その後意識した事

これらの失敗に気がついた時、気持ちは凹んだりもした。
と同時に「Amazonで販売する事への問題やリスク」にも気が付き、対策を考えていた。

次の仕入れは「深圳」で行う予定でいたので、そこから、この経験を活かそうと決めた。
(以後、仕入れの全ては、深圳で行っている)

自分が学んだ「良い商品の仕入れ方」

私は基本的に「現地仕入れがベスト」だと考えている。
義烏以降の”深圳仕入れ”では、品質や商品間違いなど「その場で全て確認する」事を意識し始めた。

地道な作業ではあるが、結果「対応が良い店」や「品質が良い商品を扱っている店」を見分ける事に繋がり、長い目で見て「安定した仕入れが出来る要因」に繋がった。

言葉は通じ無くても「店と顔を合わせる事」が信頼関係構築に繋がり、様々なメリットを生む事にもなった。

ただその過程で「品質に関する捉え方」は、日本とそれ以外の国で、大きく違う事も知った。

「日本人は不良品と判断する品質」でも「海外では許容範囲と判断する事もある」為、その辺の調整が難しい部分もある。
(イメージとしては「日本人が100%完璧な品質を好む」なら「海外は80%の品質でOK」)

自分が学んだ「売れる商品の見分け方」

失敗から「売れる」「売れない」は、自分が決める事では無い事を理解した。
これ以降、市場が「どの様な物を求めているか?」を理解する努力をした。

と言っても、リサーチツールは使わず「売れている商品の傾向」を探っただけだが…。

要は、どんなに売れている商品にも「最初に販売を始めた人がいる」わけである。
「売れている商品に共通する点は何か?」を理解し、それに沿った品を仕入れる事を始めた。

紆余曲折はあったが、このやり方は今に繋がっており、一つのジャンルで利益を出せる要因にもなっている。
(今もリサーチツールは一切使っていませんし、使い方も知りません)

失敗は成功のもと

正直、これ以降も様々な失敗をしていきます(;^_^A
失敗の無い人生は無くて、大なり小なり、失敗するから成長できるのだと思っています。

「失敗から学んで、次にどう繋げるか?」
それが重要なんじゃないでしょうか?

自分の目指す姿を実現する為、失敗してもめげずに頑張りましょう!^^

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